Rohingya 主にミャンマー西部のアラカン州に居住している少数民族。多くがイスラム教を信仰している。ミャンマーは仏教国であるため、同国軍事政権はロヒンギャ族を自国民とみなさず迫害を加えているとされる。1982年に市民権法を改変し無国籍とされたたため、ミャンマーで生まれても教育を受ける権利も移動の自由もない。そうした迫害から逃げるために脱出を図る難民が続出している。
ミャンマー、ラカイン州に住むロヒンギャ族はイスラム教を崇拝する少数派民族、1982年政府が制定した国籍法より市民権の剥奪、世界で最も迫害されている民族である。 その国の人口約9割が仏教を信仰する大国であり、残りの1%にキリスト教、イスラム教などが含まれる。 政府は、ロヒンギャ族の市民権を否定、さらに2014年に行われた国税調査では 国民として認識すること拒み、不法移民として取り締まった。 彼らは、およそ一世紀前に移民として国に定住していることは確かである。だが、世代を受け継ぎその国で生まれ育った人たちや多岐に渡りその土地で生活を送る人たちがいることも忘れてはいけない。 そして現在、ロヒンギャ民…
ロイター通信など複数メディアは2021年2月1日にミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相が国軍に拘束されたと報じました。 ミャンマーでは昨年11月に総選挙が行われており、国軍側が「不正があった」と主張していた。 今のところは今回の拘束情報との関連は不明とされているが、この選挙を巡る対立が背景にあった可能性が高いと報道されました。 武装する軍隊 選挙の内容は、アウンサンスーチン氏が所属するNLDが改選476議席の8割を占める396議席を獲得している一方、最大野党の国軍系・連邦団結発展党(USDP)は33議席にとどまっています。 860万人分に不備があり、重複投票などの不正があった可能性が示…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 1994年4月6日(〜7月) ルワンダ大虐殺。多数派である農耕民・フツ族出身のジュベナール・ハビャリマナ大統領が乗った飛行機が、何者かによって撃墜された。 フツ族は、犯行は少数派である遊牧民・ツチ族の仕業と決めつけ、かって一緒に住んでいた隣人のツチ族を襲撃して虐殺を行った。 女子供に関係なく、80万人以上が惨殺された。 ツチ族のキリスト教徒は、キリスト教会の建物に逃げ込めば助かると信じて助かると信じて礼拝堂に集まった。 フツ族の殺戮者は、多くの女子供が逃げ込んだキリスト教会の中に、…
「空博さん、すみません、帰国を1、2週間ほど延期してもらうことは可能ですか?」 ダッカで海外出張用の携帯電話の着信を受けると、日本からクライアントさんの国際電話であった。この年(2017年)の8月から9月にかけ、ミャンマーから国境を越え、80万人のロヒンギャ難民がバングラデシュのコックスバザールに避難してきた。クライアントからの電話は、至急コックスバザールに行って欲しいという依頼だった。日本政府は、ロヒンギャの難民へ安全な水の供給支援をしたいと考えているところ、水源の開発が出来るかどうか視察してきて欲しいとのことだった。僕はダッカのホテルのテレビでBBCニュースを毎日見ていたので、いつかは来る…
今回の『ブッダという男』の盛り上がりを見て、まぁ当然と言えば当然かもしれないですが、田川先生ないし『イエスという男』がかなり広く知られていることを改めて感じ、「田川建三の学問(学問的姿勢)」がなんとかこの国の文化に深く根付いて欲しいと願う僕としては、少し希望のようなものを抱いたり… — 東谷啓吾 (@higashi_keigo) 2023年12月10日 ミャンマーの仏教勢力がロヒンギャ族の虐殺に対して、これを擁護している件、不殺生戒とのどういう整合的納得をみずからに与えているのか疑問に思っていましたが、ご著書により、上座部仏教および史的な釈迦自身にその「解釈」がすでにあったと知り、目から鱗であ…
世界中で同じ国家内で民族間対立や、少数民族への迫害が激しい国があります。 ミャンマーのロヒンギャ族迫害、中国のウイグル族への人権侵害、エチオピアの内戦など。 それに比べると、我が国は単一民族国家だと、よく言われますが、厳密には間違いだとされます。 民族の定義も人によって異なりますが、言語、文化、歴史、宗教などの共通の特徴を持つ集団といったところでしょうか。こうした定義からすると、厳密に単一民族からなる国家は、存在しないと考えられます。 もう少し緩く定義して、同一民族の割合が全人口の85%以上を占めれば単一民族国家になれるとされているそうで、例えば、日本は同一民族の割合が全人口の98%以上を占め…
ベルギー ベルギーの国王は、フィリップ・ポナバルド・ルイ・マリーという名前だという。第二次大戦の直前にエリザベス女王と結婚し、国王になれないことに不満を持ちドイツに亡命し、ナチ政権に相談して、男なのに女の尻に敷かれるのは嫌だという理由から戦争をし敗戦し、エリザベス女王に賠償金の面倒を見てもらった人物は、フィリップ殿下だという説がある。その人物の名前と、フランスの歴代国王や王妃のような名前(フランス革命に関係した人物の名前)が続いている人物が、現在のベルギーの国王である。ベルギーは、エシュロンの原因国であるという説があり、9.11のテロ事件に関係がある可能性もある。 仮に、ベルギーの国王(当時の…
フィクションでありながらも、改めて、世界中で難民が発生していることや、場所によって色々異なるものの、難民が対する非人道的な扱い、彼らに希望はあるのか、など、心が痛む内容が多く描かれていて、日本で平和に暮らしているとそれがどれだけありがたいか忘れてしまいがちですが、色々考えさせられる内容でした。 難民キャンプで暮らすロヒンギャ族の男の子Subhi。彼は難民キャンプで生まれたので、外の世界を知らないのです。難民キャンプと言いながら、英語だと、detention centerという単語が使われていて、centerの周りには鉄格子と監視カメラと、監視人や犬もいて、外に自由に出られないような場所で、不衛…
2023-06-16世界「民族」全史 衝突と融合の人類5000年史 宇山卓栄 (著) 日本実業出版社 746ページ2023/1/20 正に世界を網羅する、実に密度の濃い746ページだ。https://tennkataihei.hatenablog.com/entry/2023/06/16/224333 ここでロヒンギャをトピックとして取り上げたら、もっと知りたいという要望があった。 飯山陽さんの「中東問題再考 (扶桑社新書) 2022」を読んでいたら、「中東問題をわかりにくくしている2つの原因と3つの事情とあって。第二の原因は、中東問題についての日本のメディアの報道と、それについての「専門家」…
●世界の民族の血統と起源を網羅。人類の成り立ちが本質からわかる●世界各地の民族紛争や戦争がなぜ起こるのか、理由と原因が根源からわかる●中南米・アジア・アフリカ諸国の歴史を詳述。人類史が多元的にわかる ベネズエラがなぜ貧困になったのか。(606ページ)ロシアという国がなぜできたか、そしてウクライナとの関係まで。(449ページ)「白人はどこからやってきたか」(272ページ)「人類共通の祖先は黒人だったというのは本当か」(536ページ)「マジャール人は白人化され、消滅している」(517ページ)アボリジニの大虐殺 589ページ 単独で、それぞれ本20冊くらい書けそうなそれぞれ重要なテーマである。宇山卓…