普通は東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌス1世(ユスティニアヌス大帝)のこと。在位西暦527年〜西暦567年。 叔父の後を受けて皇帝となり、后テオドラ、稀代の名将ナルセスとベリサリウスらに助けられて、分裂前のローマ帝国の時代の版図の大半を回復し、ローマ法大全を編纂させ、聖ソフィア大聖堂を建立した。反面、多大な出費によって国家衰退を招く原因と作ったとも批判される。
ローマ帝国年表 はじめに イスラエルが、反イスラエル勢力の裏にはイランがいるとして、国際法に無視して、イラン大使館にある領事館を爆破し、8人を殺害しました。イランはイスラエルへ反撃し、イスラエルはそれを防いだとしています。領事官へのピンポイント攻撃・反撃への防御などは米国の関与なしには無理だったでしょう。 ハマスとイスラヘルの戦争がユダヤ教・キリスト教福音派とイスラム教の宗教戦争に発展し、第3次世界大戦への危険性も孕んでいます。その原因となったのは何かを知るためにローマ帝国を調べました。 下記年表は 古代ローマ / 年表 から流用しました。 ローマの歴史 年 事項 BC8世紀 BC 753 伝…
War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する.ターチンは内部的な非線形ダイナミクスからそれを説明する.人口増加によりヨーロッパは典型的なマルサストラップに陥り,そこに冷涼気候による大飢饉と黒死病が襲う.ターチンはしかしこれらの外的要因を過大評価すべきでないとする 第8章 運命の車輪の逆側:栄光の13世紀から絶望の14世紀へ その4 黒死病はたしかに人口減少の大きな要因だが…
お久しぶりですね、本日は長めにやろうかと。 【労働】 近々に退職することになりました。なんとなく、この職場にはずっといるもんだと思っていましたが、こんなしみったれた人生であってもまだまだ驚きと波乱に満ちていますね。ずっといたら、まあ俺がどんなに無能でも40~50ぐらいには年収600~700万の安泰な暮らしを保証されていたとは思うのですけど、致し方ない。 こんなことになってしまった責任分担については、会社4:俺6の割合だと思う。会社4は、①破滅的なマネジメント、②他罰的な人間関係のプレッシャー、③この間の諸々に対する柔軟性のなさ、④基本的に嫌われている、で、俺6は①堪え性なさすぎワロタ、②人間関…
「ぼくの好きな先生」「人生、ただいま修行中」などで知られるフランスのドキュメンタリー監督ニコラ・フィリベールが、パリのセーヌ川に浮かぶデイケアセンターの船「アダマン号」にカメラを向けたドキュメンタリー。 精神疾患のデイケア施設、私には映画「月」(2023)のイメージしかない、一体どういう施設なのかと観ることにしました。3度寝落ちし、4度目で何とか感想を書き上げました。(笑) 冒頭で字幕“大切なのは余白を持つこと。余白がなければどこからイメージが湧くか?”(フェルランド・ドウリニィの言葉)から始まるドキュメンタリー。 この字幕に惹かれて最後まで観たいと思ったが途中で眠くなる。ずっと余白だった。(…
ローマは紀元前1000年頃にエトルリア人たちが王国を建てて以来、西ローマ帝国の滅亡までの約1400年間、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)も含めると2000年以上の長い歴史を持ち、それ故に様々な文化も生まれた。彼らの豊かな生活は古代ギリシャの哲学者セネカが「ローマ人は食べるために吐き、吐くために食べる」と形容したことからもうかがえるだろう。 →ローマはギリシャを支配下に入れ、その後ギリシャ文化を地中海全域に広めた。ローマ人たちはギリシャから得た知識を存分に活かし、応用していった。また、中世キリスト教世界で司祭らの公用語とされたラテン語もローマ人がもともと使っていたものである。 →ローマの土木、建築技…
イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国 (中公新書) 作者:浅野和生 中央公論新社 Amazon 冒頭「イスタンブールの聖ソフィア大聖堂ほど、ひとつの国の歴史と運命を一心に体現した建築物はない」 ということで、読んでおもしろかった。現地正式名称は、アヤ・ソフィア博物館だそう。 でもこの新書は、2003年刊。 wikipediaによれば、それは2020年7月までで、モスク化されたという・・ 宗教施設から博物館への転換⇒モスク回帰 ja.wikipedia.o 現在の聖堂は、532年1月の首都市民の反乱(ニカの乱)における放火後の再再建 現在の建物は532年から537年にかけて東…
はじめに 今年の国立大学の入試問題を解答し、次年度の受験生のヒントにしたいと考えます。 今回は京都大学です。Ⅰ・Ⅲが論述で計40点、Ⅱ・Ⅳが一問一答(小論述含む)で計60点の構成です。Ⅱ・Ⅳは南斗水鳥拳で瞬殺し、Ⅰ・Ⅲに時間を使いたいです。 解答例は正解ではありません。著作権はぶんぶんにあります。 *解答例作成の方針 受験生と同じく何も見ないで解答する。ただし途中でお茶を飲んだりトイレに行ったりはする(ルール違反) 解答を作ったら、受験生がアクセスできる教科書(実教出版、帝国書院、東京書籍、山川出版社)、資料集(帝国書院、浜島書店)、参考書(詳説世界史研究)でウラを取る(イカサマ) 仕上げに河…
アフィリエイト広告を利用しています ## ユスティニアヌス1世とは誰か?ユスティニアヌス1世とは、東ローマ帝国の最盛期を築いた皇帝で、西ローマ帝国の領土の一部を回復し、ローマ法を集成し、ハギア・ソフィア大聖堂などの壮麗な建築物を建てた人物です。彼は482年か483年にイリュリアの農民の家に生まれましたが、叔父のユスティヌス1世によってコンスタンティノープルに招かれて教育を受け、軍人や政治家として活躍しました。527年にユスティヌス1世の後を継いで皇帝に即位し、38年間にわたって統治しました。 ## ユスティニアヌス1世の業績と影響ユスティニアヌス1世の業績と影響は、以下のようなものが挙げられま…
死因の人類史 アンドリュー・ドイグ 著 秋山勝 訳 有史以来のさまざまな死因とその変化の実相を科学的・歴史的・社会的視点から検証した壮大な “死” の人類史。 14世紀イタリア・シエナ、黒死病が覆いつくす(本文より) 1347年、当時、シエナは中央イタリアでも屈指の豊かさを誇った都市国家のひとつで、町の繁栄は金融業と羊毛業、そして強固な軍隊によって支えられていた。 靴職人で徴税人でもあったアニョーロ・ディ・トゥーラは、1300年から1351年にかけてシエナの町で何が起きていたのかを記した年代記を書き残している。1348年1月、ピサの港からイタリア中部のトスカーナ地方に波及した黒死病(ペスト)は…
ゲルマン人は古代から中世初期にかけてヨーロッパの広範囲に影響を及ぼしたインド=ヨーロッパ語族に属する民族群である。彼らは紀元前の時代から北ヨーロッパのバルト海沿岸地域に居住し始め、徐々に南下してライン川やドナウ川方面へと進出した。4世紀には、フン族の圧迫を受けていわゆる「民族大移動」を開始し、ローマ帝国の領土内に侵入した。この過程で、ゲルマン人はいくつもの王国を建国し、ヨーロッパの歴史において重要な役割を果たした。 東ゴード王国とロンバルディア王国 東ゴード王国は、5世紀後半にテオドリック大王の下で最盛期を迎え、イタリア半島を中心に展開した。テオドリック大王はローマ文化を尊重し、ゴート人とロー…
👹イスラエル 実は大半ロシア人💂 ☸️ナチスドイツの方がまだましだったのでは?🕎---------------------------------------------イスラエル、140万人を1カ所に追いつめ陸海空から空爆開始 イスラエルが、パレスチナのガザ地区の全人口の半数を超える140万人あまりが密集する最南端のラファに対する攻撃を、12日に事実上開始した。 イスラエル国防軍(IDF)はこの日早朝、ラファに大規模な空爆を行ったと、ロイター通信などの外信が報道した。この日の攻撃では、イスラエル軍の戦闘機だけでなく戦車や戦艦なども加わったと、同通信は報じた。この日の空爆でラファでは100人ほ…
2023年のゴールデンウィークのトルコ旅行11日目(2023-05-06)の記録です。 引き続きイスタンブールのスルタンアフメト地区周辺を観光します。 博物館2か所、遺跡2か所、モスク3か所とだいぶ詰め込みましたが、見どころが集中しているおかげで移動に時間をとられず、じっくりたっぷり余裕を持って楽しむことができました。 リュステム・パシャ・ジャーミィはタイルで彩られた空間が本当に美しく、アヤ・ソフィアやスルタン・アフメト・ジャーミィ(いわゆるブルーモスク」)より人も少なくゆったりできるのでおすすめ。 朝食 地下宮殿 トルコ・イスラーム美術博物館 アト広場(ヒッポドローム跡) 昼食 ソコルル・メ…
帝政期の歴代皇帝をまとめはじめて、最初は大雑把につくろうと思っていた皇帝リストは、最終的に東ローマ帝国が滅亡する最後の皇帝まで、約1400年分のすべての皇帝170名ほどの名前を連ねることになりました。 在位期間は様々で、アウグストゥスのように44年もの期間皇帝であり続ける人物は稀で、奇跡のような世紀を作った五賢帝はそれぞれ20年ほど。やはり不安定な時代には数ヶ月で暗殺される皇帝が多かったり、この皇帝たちの治世の長さを辿ると、ローマ世界の安定と混乱が感じ取れます。優れた皇帝の治世はもちろん、ダメな皇帝の時代でも帝政は機能してローマを維持し続けた。 でも紀元後200年ごろから始まった衰退は、ゆっく…
1) 政治体制関連用語 貴族 (Patricii) 平民 (Plebs) 民会 (Comitia) 独裁官 (Dictātor) 監察官 (Cēnsor) 執政官 (Consul) 前執政官 (Proconsul) 法務官 (Praetor) 財務官/会計検査官 (Quaestor) 造営官 (Aedilis) 元老院 (Senatus) 平民会 (Comcilium plebis) 護民官 (Tribūnus plēbis) 執政武官 (Tribunus militum consulari potestate) 食料供給長官 (Praefectus annonae) 造幣三人委員 (Triu…
フリーメイソンの18世紀の備品 人類の歴史は今大きな曲がり角にあるようだ。 コロナ、ウクライナに続き、今や中東に世界を揺るがす出来事が起きている。中東では、世界中の人々の衆人環視の下にジェノサイドが行なわれており、さらに戦火は拡大する様相を見せている。 断末魔のウクライナは、ロシアの戦略ミサイル基地への攻撃を始めているという。戦略ミサイルとは核ミサイルである。当然、ロシアは、この攻撃が続けば核攻撃により反撃すると主張しているが、ウクライナの狙いはこれをむしろ引き出すことのようだ。それにより、ウクライナでの闘いをNATO・アメリカとロシアの戦争に拡大しなければ、ウクライナの敗北と指導者の責任追及…