地球に取り残された宇宙人を家族のもとに返します。 『E.T.』は1982年の映画。監督はスティーブン・スピルバーグ、脚本はメリッサ・マシスン。主演はヘンリー・トーマス。アカデミー賞は作曲賞・視覚効果賞・音響賞・音響編集賞を受賞。 大筋で言えば、少年とマスコットキャラクターが一時の思い出を共有し別れるという、わりとよくある気がするストーリーだ。今回見ていて気づいたのは、実は作りが恋愛映画と同じだということだ。どちらも主人公にとっての宝物が生物であるという点が重要。関係性が性欲に基づけば恋愛映画になるし、そうでなければ『E.T.』になる。 物語は男と女……ではなく、少年と宇宙人の出会いから始まる。…