Martin Margiela
1957年、ベルギーに生まれ。ドリス・ヴァン・ノッテンなど、気鋭のデザイナーを多数輩出していることで知られる、アントワープ王立芸術アカデミーにて学ぶ。1984年より、ゴルチエの下でアシスタントとして修行を積む。
1988年、マルタン・マルジェラ社を設立し、1989年春夏よりパリのプレタポルテ・コレクションに初登場。色褪せやほつれ、古着などを多用して制作した、それまでの美しさを誇るファッションとは真っ向から対立するもの(ポペリズムと呼ばれた)だったため、大きな衝撃を与えた。1999年春夏からはメンズラインも開始。
その登場時には「デストロイ・コレクション」と呼ばれたマルタン・マルジェラだが、1998年秋冬から2004年春夏まで、エルメスのデザイナーをつとめる。2004年秋冬からエルメスのデザイナーはゴルチエに。