monetarism(英)
経済学(経済政策)上の一派。
大雑把に言うと、ケインズ革命に対する反革命運動であり、いわゆる新古典派経済学を基盤とする。シカゴ大学のミルトン・フリードマンが主唱者。
ケインジアンは政府が財政出動などの積極政策で有効需要を作り出すことで経済が活性化されるとする立場である。
これに対してマネタリストは自由市場の尊重と財政均衡を主張し、経済成長に見合う通貨供給を行うことで経済の安定化を図るべきとする。
1970年代のスタグフレーションという奇怪な現象への処方箋として人気を博し、マーガレット・サッチャーやロナルド・レーガンの保守革命において影響力は頂点に達した。