民衆の歌が聞こえるか? 怒れる者たちの歌が、二度と隷属しない者たちの! 今日は、わたしの大好きな歌を紹介します。 映画『レ・ミゼラブル』のラストのクライマックスで歌われる『民衆の歌』です。原作者のヴィクトル・ユーゴーは、1832年6月5日~6日のパリで発生したパリ蜂起を題材にしています。 ちなみにこの蜂起は、2年前(1830年)の7月革命(ブルジョア革命)とその反動のなかでの最後の蜂起です。 映画の中では展開されていませんでしたが、当時のパリは、コレラが蔓延し、飢饉のなか、民衆の不満や怒りが爆発寸前でした。 バリケードの中で、政府軍の攻撃を待ち受ける学生たちがプロレタリア(賎民)たちと一緒に歌…