田中芳樹の小説「銀河英雄伝説」及びその関連作品に登場する架空の国家。銀河帝国と自由惑星同盟を結ぶ2つの回廊の一方にあたるフェザーン星系の第二惑星に作られた都市国家。地球出身の大商人のレオポルド・ラープが帝国に強くはたらきかけて帝国暦373年(宇宙暦682年)に自治権を得る形で誕生した。
対立する二大国家の間で中立を保ち、交易を一手に独占。単体での軍事力は小さいが、どちらかに着けば交通の要路でもあり、軍事バランスを大きく変えるという要素とも相まって、経済力は非常に大きかった。
しかし、帝国暦490年(宇宙暦799年)に帝国軍の侵攻によって占領されて帝国領に併合された。
「銀英伝」の時代の自治領主はルビンスキー。彼が最後の自治領主だった。