フィッシャー提督
(一般)
【ふぃっしゃーていとく】
Fisher, John Arbuthnot(1841年1月25日、セイロン島生まれ。1920年没)
英国海軍軍人、男爵。
海軍軍令部総長*1(1904年-1911年,1914年-1915年)
軍艦の歴史を塗り替えたドレッドノート級戦艦の提唱者として有名であり、世界初の巡洋戦艦インビンシブル級、航空母艦フューリアス級の建造にも携わった。
一時退役するが第一次世界大戦の勃発とともに軍令部総長に復帰した。ドイツ海軍を敵視すること甚だしく、バルト海侵攻作戦を発案してドイツ海軍との艦隊決戦を主張した。のち、ダーダルネス作戦を巡って海軍大臣チャーチルと対立し、自作自演の行方不明劇を起こして罷免された。
好戦的で異常な性格をしていたと言われ、様々な奇行で知られる。
また、日本海軍の山本権兵衛（大将、海軍大臣、首相）と交友があったことも知られている。
超巨大巡洋戦艦インコンパラブル級や砲撃潜水艦M級などの奇想艦を計画した（M級に至っては本当に建造してしまった）事を鑑みると、ドレッドノート級などの成功と先見性は、「天才と狂気は紙一重」だったのかもしれない。
なお、銀河英雄伝説に登場するフィッシャー提督とは200%別人である。
