パラレル大回転
(スポーツ)
【ぱられるだいかいてん】
[英] Parallel Giant Slalom
パラレル大回転は、スノーボード競技におけるアルペン種目の一つ。男子、女子それぞれの個人戦がある。
オリンピックにおけるスノーボード競技のアルペン種目としては、他にパラレル回転があるが、パラレル回転よりも旗門の間隔が長く、ダイナミックなスピード感が特徴。
並行した2つのコースに分かれた2人が同時に滑走する競技形式で、決勝トーナメントではノックダウン方式で勝者が上位へ駒を進める。
コース
コースの斜面に平行に左右2本ずつのコースがセットされ、旗門の幅は23m前後ある。
道具
高速ターンの強烈な重力に耐えられるように設計されたレース専用のボードを使用する。フリースタイルボードとは形が異なり、板が雪に面している部分が長い。また、エッジの切り替えがスムーズに行えるよう、幅が細くなっている。
また、女子175cm男子185cm前後の長さの板を使用し、エッジグリップをサポートするためハードブーツを使用する。
競技方式
オリンピックでは、予選、決勝の2つに分かれており、ともに2本ずつ滑走する。
予選では、並行にセットされた赤青2コースを各1本ずつ滑走して、その合計タイムの上位16名が決勝トーナメントへ進むことができる。
決勝トーナメントは予選順位により組み合わせが決定され、予選通過1位選手と予選通過16位選手、同2位と同15位というように、強豪同士が初戦で当たらないようになっている。 勝敗は赤青2コースの合計タイム差で決定される、1本目の滑走は2人が同時にスタートし、2本目の滑走は1本目のタイム差を反映してスタートゲートが別々に開くシステムになっているので、2本目で先にゴールした選手が勝者となる。
blog.domesoccer.jp