小説家、批評家、シナリオライター。
1934年、米オハイオ州生まれ。
1955年にニューヨークへ出、そこで出会ったレスター・デル・レイの家に居候しながら、小説作法を学ぶ。
56年に「光る虫」がインフィニティ誌に掲載され、プロ作家としてデビュー。58年、非行少年ものである処女長編『喧嘩』を発表。兵役を経て、59年にはハリウッドにその居所を移しし、『バークにまかせろ』『宇宙大作戦』『ヒッチコック劇場』など、数多くのテレビ番組のシナリオを手がける。
SF作家としては1960年に長編第1作「The Man with Nine Lives」を発表。66年に、「“悔い改めよ、ハーレクィン!”とチクタクマンはいった」でヒューゴー賞、ネビュラ賞のダブルクラウンを獲得。以後、「世界の中心で愛を叫んだけもの」「少年と犬」などで多くの賞を受賞する他、『危険なヴィジョン』などの先鋭的なアンソロジーの編纂も務める。
ファンダム時代は傲岸不遜なSFファンとして名を馳せ、SF大会で初めて会ったアイザック・アシモフに「なってねえなぁ!」と言った他、テレビ界に入ってからもフランク・シナトラと大喧嘩をするなど、武勇伝には事欠かない。SF界の中でもとりわけ型破りで、数多くの“伝説”に彩られた鬼才。
ロバート・シルヴァーバーグとは仲が良い。アシモフとは喧嘩友達。クリストファー・プリーストはマジで喧嘩相手。
2006年、ネビュラ賞グランドマスターを授与される。
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