1066年に起きた、ノルマン人によるイングランド王国の征服。ノルマン公ギョームがハロルド王を倒した。 日本で言うと大化の改新と武家政治の開幕を足したような巨大イベント。イングランド史の最大の区切りの一つ。
★明けましておめでとうございます。 ◆今年(2024年)のNHK大河ドラマにちなんで、紫式部や『源氏物語』に関する本の出版が、去年の後半から盛んになりました。 ◆本ブログも、今年は、紫式部が『源氏物語』を書いた千年前(11世紀初め、日本は平安時代中期)についてのクイズでスタートします。 ◆以下の各文章の正誤(〇か✖)を判断してください。(Q3・Q5・Q6では、王朝名や国名も確認できるようにしてあります。王朝名・国名に誤りはありません。)簡単なクイズですが、解説は多少詳しくしました。 <Q1> 平安時代の人々は、一日2食だった。[〇それとも×?] <Q2> 平安時代の貴族社会では、午後集まってお…
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版「砂の惑星(Dune,2021年)」が公開されて、この話をする調度良い好機が訪れました。 原作者フランク・ハーバートのご子息・ブライアンとケヴィン・J・アンダーソンが、公家アトレイデ、etc.……の後にブトレリアン・ジハドを執筆していますね。 pic.twitter.com/pamuyNssZh — ひろし・カーミット (@misterhiropon) 2021年10月16日 そもそもそれは一体何だったのでしょう?
まずは欧州史上の実際の時代区分の話から。最初に欧州中世を以下に三分割したのは歴史家レオナルド・ブルーニ「フィレンツェ人の歴史(1442年)」で、フラビオ・ビオンド「ローマ帝国衰退後の数十年(1439年~1453年)も同様の枠組みを採用し、ドイツの歴史家クリストフ・セラリウス「古代、中世、新時代に分割した通史(1683年)」の出版により通説になります。 中世前期(early middle ages、500年頃~1000年頃)…ゲルマン民族の大移動(蛮族の侵入)からマジャール人、ノルマン人の侵入が収まるまで 中世盛期(high middle ages、1000年頃~1300年頃)…十字軍により西欧…
こぶ茶「こぶーん」 追記:ほとんど描写されてねぇ!!!!ここに全文置いとくね。 このタイトルの文字数がマジでめちゃくちゃ入ることを知ってしまった為、私の人生の中核はタイトルの文字数になってしまいました。まぁそんなことはどうでも良くて、問題はヤクルトの主成分にあると思うんです。ヤクルトの主成分といえば、本能寺の変が思い起こされますね。しかし、本能寺の変はノルマン・コンクエストを肯定するものではありません。ノルマンディーとノルマン人似すぎじゃない?まぁ語源同じらしいしなぁ。今日のノルマンディーはフランスって認識になるけど、当時はそんなことなかったのかな。まぁいずれにしても私のディナーには関係のない…
横幅を広げた はてなのカスタム CSS で .entry-content { max-width: 90%;} として、横幅を広げた。ただし、もっと上のコンテナでも width や max-width が設定されているので、いくらでも広がるわけではない。 中世イギリス封建制における身分 (調べかけなので、おそらくいろいろ間違っている) ノルマン・コンクエスト後の中世英国封建制(feudalism)における土地所有や農民の身分について、アンドレ・モロワの英国史で興味をもったので調べた。 基本的に土地は国王(や領主?)のもので、兵士を供出するとか、領主の土地も耕す(労役の提供)といった義務の代わり…
英語は苦手だった。というか、とにかく出来なかった。就職試験になぜか英語の試験があって、それがなければその後は違った経歴だったかもしれない、とまで思う。そもそも中学1年の時に、「sometimesはソメチメスだ」と言う友人がいて、そうやって覚えたのがここまで英語が苦手になった原因。という反省もあり、語源と一緒に覚えれば少しは覚えられるかもしれないと思って、思わず本書を手に取った。今さら英語を勉強する気もないけどね。 でも、本書は語源の本というよりも、世界史の本。ローマの建国神話から始まって、キリスト教の誕生、ヨーロッパの各民族の隆盛と興亡、イベリア半島のレコンキスタ、十字軍遠征と中世ヨーロッパの…
National Music 地域社会を意識した音楽のあり方について Date of first publication: 1934 Author: Ralph Vaughan Williams (1872-1958) 初版:1934年 著者:レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872~1958) 日本語訳:竹中弘幸(2023年9月27日全面改訂) こちらと併せてご愛読ください onmusic.hatenablog.jp THE MARY FLEXNER LECTURES ON THE HUMANITIES マリー・フレクスナー記念 人文科学講座 II 講座番号 2 These lectures…
◆イベリア半島におけるキリスト教諸国のレコンキスタ( Reconquista 、8世紀~1492年)は長らく「国土回復運動」と訳されてきましたが、「世界史探究」ではようやく「再征服」あるいは「再征服運動」、「国土再征服運動」と記す教科書が増えました。山川の『新世界史』、東書の『世界史探究』、実教の『世界史探究』、帝国の『新詳世界史探究』が、そのような訳語を使っています。 ◆「国土回復運動」という意訳もいいのですが、スペイン語の< re + conquista >を文字通り「再征服」と訳す利点もあります。他の事項とのつながりが理解できるからです。 ⓵ コルテスやピサロなどをコンキスタドール( c…
'23/06/08 『ウィキペディア版』 :バイユー大聖堂 (フランス語: Cathédrale Notre-Dame de Bayeux)は、フランスのバス=ノルマンディー地域圏カルヴァドス県バイユーにあるバイユー司教の大聖堂である。10世紀から17世紀までバイユーのタペストリーがあった。 1077年7月14日、ウィリアム1世が大聖堂に聖別された。この大聖堂で、ハロルド2世はウィリアム1世にノルマンディーに宣誓させられた。ハロルド2世がその宣誓を破ったので、ウィリアム1世がノルマン・コンクエストを始めた。 -------------------------------------------…
『Gのレコンキスタ』二作目を見れました。見ていて飽きないし面白いけど、セリフ回しとかシナリオの流れとか、富野節だなぁ・・・と。特に主人公とヒロインの親たちがやんちゃに過ぎる。社会的地位も責任も半端なく高い人たちなのに、これはどういう事やねん。あと部下を恣意的に動かすとか・・・私兵?対立の構図もまだすっきりしないですねぇ。三作目、運が良ければ見れるかしらん。 読み終えた本はこちら。 消えたイングランド王国 (集英社新書) 作者:桜井 俊彰 集英社 Amazon ですます調の文章って読みにくいよな、というのが最初の感想(オイ 表題を見るとイングランドって今もあるやん!!って突っ込みを入れたくなりま…
イギリスは、 グレートブリテンと北アイルランドの連合王国である。 この記事では、主にグレートブリテンについて記述する。 アイルランド編はこちら 海外領土 編はこちら グレートブリテンの歴史 ウェールズの歴史 ウェールズ公国 ウェールズの文化 スコットランドの歴史 スコットランド王国 スコットランドの文化 スコットランド独立運動 イングランドの歴史 イングランド王国 1066年 ノルマン朝 ノルマン・コンクエスト 1154年 プランタジネット朝 1215年 マグナ・カルタ 1337年から1453年に、百年戦争 1399年 ランカスター朝 1455年 薔薇戦争 1461年 ヨーク朝 1485年 テ…
現在の現在のイギリス王朝であるウィンザー朝を主に、 イギリス国王についてまとめた。 イギリスの領土 グレートブリテン島 アイルランド島 海外領土 歴代のイギリスの王朝 ノルマン朝 ウィリアム1世 (1066年 - 1087年) テューダー朝 [ヘンリー7世 (1485年 - 1509年) ヘンリー8世 (1509年 - 1547年) エリザベス1世 (1558年 - 1603年) ステュアート朝 ジェームズ1世 (1603年 - 1625年) イングランド共和国 (1649年 -1660年) アン女王(1707年 - 1714年) ハノーヴァー朝 ジョージ1世 (1660年 - 1727年) …
チャールズ三世戴冠。昔シェイクスピア劇場のリチャード二世で、ヘンリー・ボリンブルックが「God save the King!」と言われていたのを思い出します。 それにしても随分高齢。治世は短いのでしょうか。次はウィリアム皇太子ですね。ウィリアムって何世でしたっけ。調べたら五世になるそうです。一世は勿論ノルマン・コンクエストの人。このゲームも発売が近いかな。