シミルボン投稿日 2021.08.27 メモリアス―ある幻想小説家の、リアルな肖像 作者:アドルフォ ビオイ=カサーレス 現代企画室 Amazon ビオイ=カサーレスとボルヘスは二人とも探偵小説のファンで、エメセ社の翻訳探偵小説シリーズ「第七圏(El Séptimo Círculo)」を企画したことでも知られている(二人が主催していたのは1945-1955、主として英国の探偵小説を収録)。本書は、ビオイの自伝的エッセイ集で、あちこちにボルヘスの思い出が語られている。もちろん、この叢書に関する裏話も一章分(第19章)記載されている。特に興味深いところを要約。(原文を入手出来なかったので、ニュアン…