ノンフィクション作家。1938年北海道岩見沢市生まれ。 早稲田大学文学部卒業。 著書に『東京ローズ』(1977年講談社出版文化賞ノンフィクション部門受賞)、『マッカーサーの二つの帽子』、『私が帰る二つの国』、『ブリエアの解放者たち』(文芸春秋読者賞受賞)、『ハワイに翔けた女』、『日本の陰謀』(第23回大宅壮一ノンフィクション賞・第5回新潮学芸賞受賞)、『トップガンの死』などがある。『イサム・ノグチ―宿命の越境者』で第22回講談社ノンフィクション賞受賞
ドウス昌代 さん ノンフィクション作家。 1938年9月12日、生まれ。2022年11月18日、死去。 訃報 訃報:ドウス昌代さん 84歳=ノンフィクション作家 | 毎日新聞 ドウス昌代さん死去:朝日新聞デジタル ドウス昌代さんが死去 ノンフィクション作家: 日本経済新聞 ドウス昌代さん死去 ノンフィクション作家:東京新聞 TOKYO Web
敗者の贈物―国策慰安婦をめぐる占領下秘史 (1979年)Amazon「東京ローズ」を書いたドウス昌代の著作で1979年に講談社から出版されている。 しかし、元はといえば雑誌「現代」に5回にわたって連載されたものを再取材、再編集して出版したと、あとがきに書いてある。副題に「国策慰安婦をめぐる占領下秘史」とあるようにRAAと敗戦直後の対占領軍対策について書かれたものである。私がRAAについて初めて聞いたのがこれだったのかも知れない。ドウス昌代について初めて知ったのは「東京ローズ」であったがそれも文庫になってからの話だ。 この本はその後1985年に講談社から加筆されて文庫化されるに至って、タイトルを…
東京ローズ (文春文庫 (295‐1))作者:ドウス 昌代文藝春秋Amazon 前にも書いたかもしれないけれど、今年の暮に初台の新国立劇場の小ホールでミュージカル「東京ローズ」が上演される運びとなっております。なんで、ミュージカルでこんな暗い話をかけるのか、甚だ疑問でございます。 いわゆる東京ローズというのは、何度もここに書いたような気がしますが、アジア太平洋戦争末期に日本軍がプロパガンダ放送として南太平洋に展開する米軍に対して放送していた「ゼロ・アワー」を担当する女性アナウンサーに対して、米軍兵士たちが勝手につけた名前なんです。だから、別に放送に際して「東京ローズがお送りしています」とはいっ…
母の国アメリカ,父の国日本.2つの国のはざまでアイデンティティを引き裂かれ,歴史の激流に翻弄されながら,少年の苛酷な旅がはじまる.父との葛藤,華麗な恋愛遍歴,戦争…….「ミケランジェロの再来」と謳われた巨匠の波瀾に富んだ生涯を描ききった傑作――. 死去する数ヶ月前のインタビューで,イサム・ノグチ(Isamu Noguchi)は創造の源泉を「絶望と闘争ともいえる“怒り”」と語った.彼の作品の中でも特に有名なのが,日本の料亭に多く設置されている《あかり》であり,これはノグチの最も親しみやすいオブジェクトである.一方,彼の彫刻作品は「大地」「石」に全霊を捧げるものであった.晩年に制作された大作「モエ…
新宿の「SOMPO美術館」で開催中の「生誕100年 山下清展 百年目の大回想」を7月2日に堪能した。 山下清展 百年目の大回想 ノーブランド品 Amazon 子ども頃の昆虫を描いた絵から始まって、生涯に描いた、制作した絵を見せていくという大がかりな展覧会だった。 放浪の画家。徴兵忌避。自由。普通の人の知能の8割程度で、軽度の精神薄弱として扱われていた。 18歳から32歳までの放浪。千葉、埼玉、栃木、茨城、福島、新潟、長野、群馬、山梨、宮城、山形ッ、東京、神奈川、福岡、大分、宮崎、鹿児島、山口、広島、岡山、兵庫、大阪、京都、石川、富山、福井と、半年から3年ほど断続的に放浪している。寒いところは苦…