Charles Babbage(1791年-1871年) 「バベジ」とも書かれる。
イギリスの数学者。1822年頃に機械式の計算機であるDifference Engine(階差機関)を発明、のちに最初の汎用演算装置であるAnalytical Engine(解析機関)を発明し、コンピュータの父と呼ばれる。
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計算機工学のアウトプットです。 コンピュータは元々計算を行う機械だったので、計算機としての歴史を振り返ります。 現在のようなコンピュータが生まれるまでの歴史は、いかに人類が計算の自動化をしようとしたか、その時代ごとの最先端技術に沿っていきます。 参考図書 新・コンピュータ解体新書第2版 (Information & computing) [ 清水忠昭 ]価格: 1815 円楽天で詳細を見る そろばん 計算尺 パスカルの加算器 ライプニッツの計算機 タイガー計算機(虎印計算機) 蒸気機関で動くコンピュータ コンピュータの基礎理論 ブール代数(boolean algebra) シャノンの情報理論 …
どこで「現代」を線引きするか 前回までで、歴史紹介を終えてもいいと考えていました。 18世紀後半から始まった産業革命により、人類文明は「発明が発明を呼ぶ」という状態になりました。この発明の連鎖は、現在でも終わっていません。数万年〜数百万年というスケールで見れば、トレヴィシックやスティーヴンソンが蒸気機関車を走らせていた時代と、現代とは、同じ時代区分に含めることができると私は考えています。 ダーウィンの著作を読むと、その思考が現代的であることに驚かされます。あるいは、世紀の変わり目ごろに書かれた『シャーロック・ホームズ』シリーズを読むと、登場人物たちの価値観は現代とほぼ変わりません。事件の真相を…
第1回はサイバーパンクの創始者、ウィリアムギブスンと同じくサイバーパンク小説の名手、ブルース・スターリングの共著「ディファレンス・エンジン」です。 チャールズ・バベッジの解析機関、と言えば皆さん一度は聞いたことがるかもしれません。いうなれば歯車式のコンピュータで、パンチカードという穴の開いたカードを使ってプログラミングすることが可能でした。これは実際には制作されませんでしたが、解析機関よりも限定的な計算ができる階差機関、と呼ばれる機械も考案しており、こちらは実際に制作されイギリスの博物館に展示されています。 物語に登場するのは解析機関ですが、この小説では現実の歴史との差(difference)…
1:1.4/50 Summilux ASPH, Leica M10P, RAW ちょっと驚くべきことに文庫となる本の解説文と帯を書いてもらえないかというお話があり、以前、新刊として読んでなかなかに感銘を受けたことがあった一冊であり(手元に初版がある)、もし可能であればで何ヶ月か前にお受けした。これまで友人、知人の本ばかりではあるが、帯文はずいぶんと書いてきたが、解説文を書くのは初めてであり、そういえば、若い頃は文庫は後ろの解説文から読んでいたな、、ということを思い出し、なんと荷の重いことと思ったが、条件付きではあるが、ぬるっと引き受けたのだった。とはいえ、案の定全く書く余力がないまま、締切の1…
作業でしかない曜日クエストの周回をするくらいなら、同じ作業で実のある資格試験の暗記なんかをしたいわけで、ソシャゲ人間期間は終わった。具体的には、編成制限のあるクエストで行き詰まり「これはおそらくコンテニューしても勝てない、自陣を強化するしかない」と思い上記結論に至った。あまりにも無理そうだったから攻略サイトを見たところ、最新エピソードまで結構あることも拍車をかけた。このままシナリオを進めていると9月が消滅する。9月開始から1週間経ったと言うのも嘘だと思いたい。試験から2ヶ月が経とうとしている。何もしていない(not笑)。 オタク云々ではなく 眠れんかった話 資格の勉強 ぴえん男に一切の価値なし…
本書の著者ケイト・クロフォードはマイクロソフト・リサーチに所属し、AIを研究するAI Now Instituteの共同設立者でもあるAI研究の第一人者の一人です。それ以前は音楽家としても活躍していて、B(if)tekというグループのメンバーとしてアルバムもリリースしているなかなか多才な人です。本作はこれまでのAIに関する書籍と違って、地政学、地域格差や倫理を含む視座の高い観測点からAIについて俯瞰しています。だから、タイトルがアトラス(地図帳)なんですね。マップ(map)は一枚の地図ですが、アトラス(atlas)は一冊の地図帳でより大きく俯瞰できるようになっています。yomoyomoさんもだい…