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セントジョーンズワート

(動植物)
せんとじょーんずわーと

:サプリメント
http://www.kenko.com/product/seibun/sei_834001_D.htmlより引用。

セントジョーンズワートはオトギリソウ科の多年草で古代ギリシア以来、伝統的に用いられてきました。ドイツで盛んに研究され、アメリカで旋風を起こした食材です。

気分が憂鬱だ、朝起きるのが辛い、身体がだるくてやる気がしない、眠れない、あるいは更年期障害でめまいや汗をかきやすいといった症状でお悩みではありませんか。もし、そうであるなら、セントジョーンズワートを試してはいかがでしょうか。


【セントジョーンズワートの働き】

セントジョーンズワートは、欧米ではストレスに効くハーブとして有名で、実際に抗鬱薬としても使われています。とくにドイツでは、ストレスや気分の落ち込みを訴える人に、医師が最初に処方するのがセントジョーンズワートで、月に20万件以上もの処方箋が発行されています。
セントジョーンズワートが憂鬱な気分を改善させる例として、英国の医学雑誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』に載った調査報告をご紹介しましょう。これは一般の抗鬱薬とセントジョーンズワートを比較したもので、1,757名の軽度から中程度の鬱病患者に行った臨床試験を分析し、その結果から抗鬱薬と同等程度の効果があると認めています。


【セントジョーンズワートの特長成分】

セントジョーンズワートが気分の落ち込みを和らげるのは、ヒペルフォリンとヒペリシンという成分が含まれているためです。とくに最近では、ヒペリシンよりヒペルフォリンのほうがストレスを消す作用があると考えられています。
人間の脳内では、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンといった化学物質が神経細胞間の情報を伝達する役割をしています。ところが、ストレスで鬱気味な状態にある人は神経伝達物質のセロトニンの脳内濃度が低下しています。
セントジョーンズワートのストレスを消す作用は2つあります。1つは、神経伝達物質を分解するモノアミン酸化酵素の働きを抑える作用。もう1つは、 脳内にあるセロトニンが他の神経細胞に再吸収されるのを防ぐ作用です。この2つの働きが脳内のセロトニン濃度を上昇させ、気分の落ち込みを改善させるのです。
セントジョーンズワートは、効き目が現れるまで約4週間かかります。欧米では、 300mg中に0.3%のヒペリシンを含むセントジョーンズワートを1日3回服用するのが一般的なようです。ただし、日本人は欧米人に比べ小柄ですので、もっと少ない量でよいといわれています。また、体内のセントジョーンズワートの濃度はいつも一定にしておくほうがよく、そのためには一度に服用するのではなく、3回にわけて服用したほうがよいでしょう。

セントジョーンズワートの副作用についてですが、主成分のピペリシンが日光と反応して皮膚が過敏症状を引き起こす可能性がありますので服用中の日焼けにはご注意下さい。 日光過敏症の方や日に当たって湿疹やかゆみが現れた場合は、直ちに服用を中止してください。また、他の抗鬱薬との併用は、お避けください。他に併用によって効果が下がってしまう医薬品が数種類あることが報告されています。服用の際は、医師・薬剤師にご相談ください。

他に以下のように表記されることもある。

*医薬品との相互作用*
セントジョーンズワート;SJW は肝臓の薬物代謝酵素(P-450)を誘導し、多種にわたる薬物のクリアランスを上昇させ薬効を低下させることがある。また、SSRIなどのセロトニンに働きかける薬物とのSJWはそのセロトニンの作用を増強し、場合によってはセロトニン症候群などの重大な副作用を起こすことがあるので注意が必要である。よってSJWを摂取している者が医療機関にかかるときはその旨、医師、薬剤師に伝えることが必要と思われる。

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