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スクランブル放送

(一般)
すくらんぶるほうそう

スクランブル放送

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料金を支払う契約者だけが受信できるよう、放送事業者側で放送に電波を乱す暗号(スクランブル)をかけて送信する。画像が極端にゆがんだり、モザイクがかかったりした画面になる。有料放送(ペイテレビ)事業者にとっては、「タダ見防止」と視聴者管理を兼ねるのが利点だ。既に、BS(放送衛星)のWOWOWやCS(通信衛星)のスカイパーフェクTVなどが採用している。 視聴するには、暗号を解除するための各社専用の装置(デコーダー)が必要。加入料にデコーダー費用を含めて放送事業者側が配布する場合と、視聴者が電器店などで購入する場合があるが、負担に感じる人が少なくない。加入者増を狙う各社は、デコーダーのメーカーに援助して価格を下げたり無料期間などを設定したりするが、経営を圧迫する一因にもなる。 12月1日に始まるBSデジタル放送では、当面WOWOWとスターチャンネルの2社だけがスクランブル放送を行う。広告放送の民放も将来の有料放送化を視野に入れ、システムだけは採用する。デジタル放送用のテレビやチューナーにはデコーダーが装備されており、ID番号を組み込んだ「B−CASカード」が付いてくる。受信機にカードを差し込んでIDを登録すると、スクランブルが解除されて受信できる仕組みだ。 NHKはスクランブル機能を使い、受信料の未払い者に対して画面左下、9分の1の大きさで受信契約を促す「お願い」を自動表示させる。政府の規制改革委員会はこのほど、「民放だけを見たい」という要望にこたえつつ受信料不払い問題を解消しようと、NHK・BSデジタルをスクランブル化して将来は受信契約ではなく有料放送とするよう求める方針を固めた。

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