気狂いピエロ タイトルにがっつり差別用語が入っているゴダール監督の『気狂いピエロ』を観ました。 タイトルは『ピエロ・ル・フ』などに今後改題されるのかどうかは分からないけれど、人前で言うには勇気がいるタイトルです。 原作はアメリカの作家・ライオネル・ホワイトの『オブセッション』で2022年にこちらの原作が邦訳されたそうです。 本作の主役・フェルディナンは妻と共に行ったパーティーから自宅に帰るとかつての恋人・マリアンヌがベビーシッターとして目の前に現れます。 その後フェルディナンはマリアンヌのアパルトマンにて共に過ごすも殺人事件に巻き込まれてしまい、盗んだ車で2人は南仏を目指す逃避行がテーマのロー…