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サフェージュ式

(一般)
さふぇーじゅしき

SAFEGE
サフェージュ式とは、懸垂式モノレールの方式の一つ。
フランスのリュシアン・シャーデンソン (Lucien Chadenson) を中心とする設計チームが1957年に開発した方式で、この方式を開発するためフランス国内の25の企業が集まって結成された企業連合の頭字語 (Société Anonyme Française d' Etude de Gestion et d' Entreprises) である。
それまでの懸垂式モノレールは、 鉄のレールにぶら下がって鉄の車輪で走行する「ランゲン式」と呼ばれるものだったが、鉄車輪だと騒音が大きいことや、走行装置や走路が雨水・積雪にさらされるため、天候されやすいという問題があり、これをクリアするために考えられたものである。

概要

鉄でできた箱型断面のレールの中をゴムタイヤの車輪で走行する。また、支点が屋根の上にあるため、カーブでは遠心力で自然に車体が傾き、そのため車体は下の方が幅の狭い形の裾絞り型となる。
電力は箱型断面上部に+の架線が、箱型断面横に−の架線が取り付けられていて、そこから集電する。−の架線 はポイントで電流が断線することのないよう両側についている。

日本における導入

日本では三菱重工業が、サフェージュ式の技術導入に際し日本エアウェイ開発を設立。東山公園モノレールで行われた実用試験(1974年廃止)を基に湘南モノレールで本格的に実用化された。

導入鉄道

日本では、湘南モノレールと、千葉都市モノレールがサフェージュ式を導入している。
また、千葉都市モノレールは懸垂式モノレールとしても世界最長の営業距離で、ギネス世界記録にも認定されている。

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