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ゴンクール

(一般)
ごんくーる

兄エドモン(1822-1896)、弟ジュール(1830-1870)。フランスの歴史家・作家兄弟。
ナンシーの名門の出身。巨額の遺産を相続しヨーロッパ諸国を巡ったあと『大革命時代のフランス社会史』(1854)『18世紀における美術』(1862)などの歴史的研究で共作を始める。共作は小説にも及び『シャルル=ドマイ』(1860),『ジェルミニー=ラセルトゥ』(1865)などを発表。前者で小説家として高く評価され,後者は下層階級を描写,病理学的関心によって自然主義への道を開いたとされる。弟の死後,兄は『歌麿』(1891)『北斎』(1896)を発表し,18世紀の日本美術を紹介する。『日記』(1851〜96)は,初め弟と共同で,その死後は単独で書かれたが,当時の社会,とくに文壇の貴重な文献。エドモンの遺言により1902年,ゴンクール賞が創設された。

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