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コヒーレンス

(サイエンス)
こひいれんす

coherence.
密着、首尾一貫、結び付き、スジの通ったもの。物理では例えば「干渉の鮮やかさ」。
レーザーは誘導放出による「コヒーレンス光」である。
単一モードのフォトン系のコヒーレント状態 |C_x \rangleは、ボーズ粒子の消滅演算子を a とおくと  a |C_x \rangle = x |C_x \rangle とこの演算子の固有状態となっている(xは複素数)。粒子数表示|n \rangleだと色々な粒子数の状態を重ね合わせることになる。粒子数の平均が大きいほど位相が揃い、粒子数が不確定になる。

量子力学の観測問題の文脈では、ある量子系が外界から孤立して純粋量子状態を保っている度合い、という意味で用いられ、密度行列によって評価される。量子コンピュータのキュービットを作る際は、いかに長時間このコヒーレンスを保つか重要となる。

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