Claudius、古代ローマの家門名。
クラウディウス一門はローマ史上最後にパトリキ(貴族)に加えられた、サビニ人の大氏族である。
Claudiusと綴るのは当人がパトリキである場合のみで、平民である場合にはクロディウス(Clodius)と転訛する。
因に「ネロ(nero)」とはサビニ語で「勇敢な」を意味する言葉で、取分けこの一門の男子の名前に挙って付けられている。
Appius Claudius Caecus、紀元前340年 - 前273年。二つ名のカエクスは、「盲目」の意
Tiberius Claudius Nero Caesar Drusus、紀元前10年8月1日 - 後54年10月13日。アントニウスの孫でありアウグストゥスの妻リウィアの孫。皇帝ティベリウスの弟大ドルススの息子でゲルマニクスの弟。皇帝カリグラと小アグリッピナの伯父。
ローマ皇帝。在位268年-270年。クラウディウス2世とも。伝承では、司祭ウァレンティヌスを269年2月14日に処刑させている。