物語は一人の男の想起。立ち直りを描いている。 男は過去、ゼネコンで勤務し妻と子供を養い円満な日々を送っていたと思っていたが、現実は違い妻とは気持ちが離れ孤独と成る。その後一人の女と関係を持ち奮起する。 主人公の通う職業訓練校の描写はリアルに感じた。 建築科に属する主人公を取り巻くクラスメートはさまざまで、離職者、転職者が集う。 個々のキャラクターが気持ちいいくらいに成立していた。 中でも島田晃 役:俳優 松澤匠の演技はなまなましい。憶測だが高卒で就職し再就職をする為に職業訓練校に通っている。風貌はやんちゃな学生から抜け出せないような若者。外部での女性との交流も多彩。少し気が短いところがあるのか…