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エクリン汗腺

(動植物)
えくりんかんせん

[英] eccrine gland
エクリン汗腺は哺乳類が有する汗腺の種類の一つ。
ヒトの場合、エクリン汗腺は全身に分布していて、皮膚1cm²あたり平均100個、全身で約230万個もあるといわれ、直径0.4mmの小さな組織であることから「小汗腺」とも呼ばれている。
1日に平均1.5-2.0ℓもの汗を出しており、皮膚表面から1-3mmと、アポクリン汗腺に比べて比較的浅い部分にあり、皮膚表面に開口して汗を分泌する。
エクリン汗腺から分泌されるエクリン汗は、皮膚表面で蒸発する際の気化熱を利用して、体内にたまった熱を放出する働きがある。エクリン汗の成分の99%は水分で、わずかに塩分を含み、汗自体は無色・無臭でサラリとしているのが特徴。
俗に「イヌは汗をかかない」とされるが、それは、このエクリン汗腺が未発達であるため、足の裏(パッド)などを除いて、汗をかいて体温を低下させることが生理的にできないことによる。

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