「ポピュリズム」「反知性主義」「ポスト・トゥルース」時代を「象徴」する言説に潜む〈大衆への差別的なまなざし〉。資本主義×知識人が一体となって管理・支配しようとする現況を問い、近代社会の土台に存在する、無名の人びとが蓄積してきた知や技術に光を当てる。 賢人と奴隷とバカ 作者:酒井隆史 亜紀書房 Amazon 先に『思想としてのアナキズム』という本を読んで、文章が難しいと思ったけれど、この本も難しい。それでも右傾化、ポピュリズム、新自由主義、資本と権力に隷従する態度こそが、今の時代の悪しきものだと分かる。 この本にも「エキストリーム・センター」のことが書かれている。中道を装って過激な政策を支持する…