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アクロイド殺し

(読書)
あくろいどごろし
  • アガサ・クリスティーの長編ミステリー小説。1926年刊行。「The Murder of Roger Ackroyd」
  • 叙述トリック信頼できない語り手 )を扱った先駆的作品のひとつであり、発表当時、そのトリックの是非をめぐって論争が巻き起こった。肯定派として、ドロシー・セイヤーズ、ジュリアン・シモンズ、否定派としてヴァン・ダイン、レイモンド・チャンドラーなどがいる。

邦題について

  • 邦訳としては主に「アクロイド殺し」「アクロイド殺害事件」「アクロイド殺人事件」の3種類がある(児童向け翻案をのぞく)。いずれも直訳だが、被害者のファーストネームが省略されている。通例として、「The Murder of」は、「〜の殺人」「〜殺人事件」と訳されるが、アクロイドは人名であるため、二重表記を避けるため「殺し」「殺害事件」と訳されることが多い。
  • 松本恵子訳『アクロイド殺し』(平凡社「世界探偵小説全集」ほか)
  • 田村隆一訳『アクロイド殺し』(ハヤカワ文庫)
  • 羽田詩津子訳『アクロイド殺し』(ハヤカワ文庫)
  • 大久保康雄訳『アクロイド殺害事件』(創元推理文庫ほか)
  • 原百代訳『アクロイド殺害事件』(講談社「世界推理小説体系」)
  • 河野一郎『アクロイド殺害事件』(中央公論社「世界推理名作全集」ほか)
  • 中村能三訳『アクロイド殺人事件』(新潮文庫)
  • 雨沢泰訳「アクロイド殺害事件」
  • 茅野美ど里訳「アクロイド殺人事件」(偕成社文庫)
  • 松本恵子訳「アクロイド殺人事件」(角川文庫)
  • 高松啓二訳「アクロイド氏殺害事件」 (講談社青い鳥文庫)
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