和名抄に《陰嚢、俗云、布久利(ふぐり)》。
「ふぐり」は睾丸、陰嚢、きんたまの意の古語。現在も雅語的表現として使われる。また「陰嚢無し」(ふぐりなし)には、「男らしくないこと。また、その男」という意味がある(出典はgoo辞書)。
この語を使った植物名に「オオイヌノフグリ」(地方によってさまざまな呼称があり、別名ルリカラクサ(瑠璃唐草)、ヒョウタングサ(瓢箪草)、テンニンカラクサ(天人唐草)など)や「タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)」などがある。
・「ふぐり」ってなあに?→http://yltc.tea-nifty.com/coatside/2004/02/post_5.html
goo辞書では、
(1)睾丸(こうがん)。きんたま。陰嚢(いんのう)。
(2)松かさ。まつふぐり。
まつぼっくりの「ぼくり」は、「ふぐり」が語源らしい。
→リーフグリーン
「瑠璃色に荒れ地彩る犬ふぐり」 雑草の犬ふぐりの花が満開になろうと誰も気に留める人はいません。 でも良くみると花は可憐でとても綺麗です。 花が群生しているところは瑠璃色の絨毯を敷き詰めたようです。