1986年に放送された連続テレビ小説。
明治時代中期、自由な生き方を求めながらヒロインが新聞記者として目指すまでを描いたドラマ。
主役は斉藤由貴が演じた。また、ヒロインのモデルは、実在する日本で初めての新聞記者の女性。
この年の大河ドラマは「いのち」で昭和20年の終戦から40年間のヒロインの半生記だった。この「はね駒」が明治中期のヒロインであったため、NHKの大型ドラマでは時代が逆転した作品になった。(つまり大河が明治以前なら朝ドラが現代という設定が多いのに、このときが設定が逆転したことになる)
ヒロインの夫役を演じたのが渡辺謙であった。その渡辺謙は翌年・大河ドラマで「独眼竜政宗」で主役の大役を果たした。つまり渡辺謙の飛躍の第一歩がこの作品であった。
この物語は福島県相馬市。東日本大震災で甚大な被害を受けた地域。しかし、2011年3月以降、このドラマを再び注目せず、NHKのBSプレミアムでもこのドラマのアンコール放送されてないため、忘れ去られたドラマとされた。NHKアーカイブスでも2013年8月現在になってもこのドラマを紹介していない。