新美南吉はぼくの生まれた愛知県の出身である。「ごん狐」があまりにも有名だ。 ごんぎつね (日本の童話名作選) 作者:南吉, 新美 偕成社 Amazon さて、そんな「ごん狐」について、昨日(2023年8月21日)付の「しんぶん赤旗」で、教育実践の報告記事があった(全日本教職員組合などでつくる実行委員会主催の教育研究集会における国語教育の分科会)。 小学4年生で「ごんぎつね」を読み合った授業を紹介したのは奈良県の入沢佳菜さん。物語の冒頭にある「これは、わたしが茂平というおじいさんから聞いたお話です」という文章を長い間「読み飛ばしていた」と話しました。この文章から、キツネの「ごん」の話が「村に伝わ…