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おおぐま座

(サイエンス)
おおぐまざ

[英] Ursa Major
おおぐま座は、一年中いつでも北の空のどこかで見ることができる、トレミーの48星座の1つ。
ただし、いちばんの見ごろはやはりおおぐま座が空高くのぼる、春の宵の空である。
おおぐま座の特徴は、ひしゃくのような形をした7個の明るい星「北斗七星」である。北斗七星は大きな熊の胴体と、長いしっぽを表しており、これを熊の爪の部分にあたる3対ある2つの並んだ星と結びつけると、北の空を逆さまのかっこうで歩く大熊の姿が浮かび上がってくる。
おおぐま座の期限は古代ギリシャ時代と言われているが、遠く離れた北米のネイティブアメリカンたちも、北斗七星の四角い部分を熊に見立てていたという。
北斗七星のひしゃくの柄の端から2番目の星は、2つの連星からなっており、目の良い人なら肉眼でも2つの星が見分けられることから、昔、アラビアでは、この星を兵士の視力検査に使っていたという。

恒星

おおぐま座には、6つの2等星があるが、全て北斗七星に集中しており、熊の胴体を構成する星は、全て3等星以下となっている。以下の北斗七星の7星のうち、δ星のみが3等星で、ほかは全て2等星である。

  • α星:ドゥーベ
  • β星:メラク
  • γ星:フェクダ
  • δ星:メグレズ
  • ε星:アリオト
  • ζ星:ミザール
  • η星:ベネトナシュ

ギリシャ神話

月の女神アルテミスのお供に、カリストという妖精がいた。大神ゼウスは生き生きと森を駆け抜けるカリストを見初め、カリストはゼウスの子を身ごもった。妻への露見を恐れて、ゼウスはカリストを熊の姿にした。おおぐま座は熊になったカリストの姿であるという。
おおぐま座が年中北の空を回り続けるのは、ゼウスの妻ヘラの嫉妬のため、たえず空をめぐって一度も休めない運命にされてしまったといわれている。

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