Skypeとメールと人がコラボしたZyncro誕生事情


IT業界に20年も住んでいると「Skypeで商談成立!」とか言われても大して驚かないわけですが、スペイン発のSaaSである「Zyncro」の日本上陸がSkypeとメールだけでまとまったと聞くと、ちょっと感動的だったりします。


以下は、日本でのZyncroの独占販売権を取得して国内でのサービス提供を開始した株式会社オーシャンブリッジの高山社長のブログからの引用です。

Zyncro社CEO Luisの来日レポート(記者発表会・ブロガーミーティング編)。 #zyncro_jp
そう、これまではメールとSkypeのみでやり取りし、契約内容を交渉し、契約を締結したので、実際に会うのは今回が初めてでした。


高山さんは、この画期的なサービスを日本語化し販売するといったビジネス上の交渉や契約締結に至るプロセスを、海の向こうのZyncro Tech社CEOと一度も会うことなく完了したわけです!


そりゃ技術的にはSkypeだろうが他のサービスだろうが、コミュニケーションするための道具は十分にそろっている時代です。ぼくが感動したのは、一度も会うことなくこのような大規模なビジネスの話がまとまるというのはテクノロジーがあるだけではだめで、よほどの人間的信頼関係が築けたからだろうな、それって、テクノロジーと人間が「協力し合った」結果だよな、と思ったからです。


道具はそのままではどこまで行ってもただの道具。その道具をどう使うかは人間次第、その効果も成果も人間次第、ということですね。