京都発のブランド
地下足袋スニーカーや、オリジナルのテキスタイルが特徴的
SOU・SOU(そう・そう)
脇阪 克二、辻村 久信、若林 剛之/SOU・SOU
私たち日本人は自分自身や物事を考える時、人との会話の中で「そう、そう」と肯定しながら、又、相手の事を「そう、そう」と認めることによって、お互いを確認・発見・発展させ、そして社会を築いていくように思います。外国の方から「日本人同士の会話には、“ソウソウ”という音が多い」という事を聞いたことがあります。意識してみると、ありとあらゆる人が毎日そこら中で使っている言葉だということに気づきます。そう考えると「そう・そう」という二つで一つの “単語”は、昔から日本人が生活をしていく上で必要不可欠な言葉だったと言えるのではないでしょうか。そしてそれは、日本人らしさみたいなものを、又「日本」そのものを表していると言っても良いのではないかと思うのです。無意識に使っている「そう・そう」という言葉のように漠然と生きている私たち自身が日本を見つめ直すきっかけをつくっていくこと、又それを意識していくことが、今大切ではないかと考えます。