Jリーグと日本フットボールリーグ(JFL)において2012年〜2013年に導入された、翌年度のJリーグ ディビジョン2(J2)参入を懸けて行われる入れ替え戦。
2012年シーズンより、J2の参加クラブ数が2008年に決まった「J2の将来像」で規定されていた22クラブに達したため、J2とJFLの入れ替え制度が導入される。J2からは下位2チーム(21位・22位)が降格対象となる。JFL所属のクラブのうち、入れ替え(J2昇格)対象となるのは、Jリーグ準加盟クラブであること、クラブライセンス審査を受けてJ2クラブライセンスが付与されていること、JFLで2位以内に入ること、以上3つの条件を満たしたクラブ。
J2の22位チームとJFLの1位チームは自動入れ替え。J2の21位チームとJFLの2位チームは、翌年度のJ2参入を懸けたJ2・JFL入れ替え戦に出場する。入れ替え戦はホーム・アンド・アウェー方式の2回戦で、第1戦はJFL所属クラブのホーム、第2戦はJ2所属クラブのホームで開催される。勝敗・得失点ともに並んだ場合はアウェーゴール数、延長戦(15分ハーフ)*1及びPK戦で決着を付ける。
なお、JFLの2位チームのみ入れ替え条件を満たしていた場合、自動入れ替えは実施されず、J2の22位チームとJFLの2位チームによるJ2・JFL入れ替え戦となる。JFLの上位2チームが入れ替え条件を満たしていない場合は、入れ替え自体が行われない。
2014年にJ3リーグ(J3)が発足。J2・JFL入れ替え戦に代わって、J2とJ3の間でJ2・J3入れ替え戦が導入される。
年度 | J2チーム | 結果 | JFLチーム |
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2012年 | 開催されず | ||
2013年 | ガイナーレ鳥取 | 1 - 1 0 - 1 |
カマタマーレ讃岐 |
同年のJFLではV・ファーレン長崎が1位、AC長野パルセイロが2位となったが、長野がJ2ライセンスを保有していなかったため、長崎と同年のJ2・22位のFC町田ゼルビアの自動入れ替えのみが実施され、J2・JFL入れ替え戦は行われなかった。
同年のJFLではAC長野パルセイロが1位、カマタマーレ讃岐が2位となったが、長野がJ2ライセンスを保有していなかったため、讃岐と同年のJ2・22位のガイナーレ鳥取とのJ2・JFL入れ替え戦が行われることとなった。その結果、讃岐が勝利し、J2昇格を決めた。
*1:延長戦ではアウェーゴールルールは適用されない