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Frankie Goes To Hollywood

(音楽)
ふらんきーごーずとぅーはりうっど

前身バンド、ビッグ・イン・ジャパンがリヴァプールで結成されたのは80年のことだ。その後フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドと改名し、トレヴァー・ホーンの主宰する<ZTT>レーベルと契約。1stシングル「リラックス」(83年)は、メンバー全員がゲイという事実/コミカルなプロモーション・ヴィデオも相まって、英米両ヒット・チャートのNo.1を獲得する。当時最新鋭の機材サンプラーを駆使したサウンド(ちなみにサンプルされたのは、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムのドラム)は、斬新なダンス・ミュージックとして熱狂的に受け入れられた。しかし、津波のように押し寄せたブームも、まるで何事もなかったかのごとく引き、2ndアルバム『リヴァプール』(86年)をリリースするものの、さして話題になることもなくバンドはそのまま解散してしまう。
そして00年、トランス・テクノのジャム&スプーンなど新進気鋭のアーティストをリミキサーに迎えたリミックス集『リラックス・リミックス』をリリース。解散から14年経ち、寝かせ頃として最適な今、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのナンバーは新鮮なものとして耳に響くだろう。

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