友人が読んでいたので『イエスタデイをうたって』をとなりで読む。やっぱりハルに惹かれるな、と思う一方で自分の異性観があまりよろしくないことを思い出していろいろ考え、凹む。 自分は色恋が絡むと人の好みが途端に“古い”男性になる。惹かれる異性は、男より先を進んでなくて、控えめで謙虚で、男にサポートされて生きていくような人。理想の女性像のステレオタイプそのままとまではいかないものの、そういう要素をほんのり含む女性が好きになる。「俺がいないと駄目だなこの人は」と思いたいんだろうなとも思う。人を人間としてよりモノに近い感覚で見てる気がして、よくない。言ってしまえば僕のフェティシズムだって、女“なんか”に完…