朝日放送の漫才コンテスト「M-1グランプリ」においてのダークホース的存在、無名の(知名度の低い)新人という状態で予選から勝ち抜いて決勝戦まで進出したコンビのことを指す。
第1回のM-1グランプリにおいて、吉本興業社員の間でも無名の存在だった麒麟が、予選を突破し決勝大会まで残り、総合5位、松本人志から賞賛のコメントを受けた。翌年も最終エントリーに残った中で唯一無名だった笑い飯が決勝ラウンドに進出する活躍を見せ、それまで無名だったコンビが必ず一組は決勝大会に残るという現象を、最初の大会で無名枠を勝ち取った麒麟に因んで「麒麟枠」と呼ぶようになった。
第4回大会はダークホースのコンビが多く進出し、『もはや麒麟枠などない』とも『今回は麒麟枠だらけ』ともいわれている。