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高千穂鉄道

(地理)
たかちほてつどう

旧国鉄高千穂線を転換してできた第三セクター鉄道だった。
延岡駅 − 高千穂駅間50.0km。
トロッコ列車や日本一高い高千穂橋梁で有名。

経営断念

2005年(平成17年)台風14号の大雨で第一五ケ瀬川橋梁・第二五ヶ瀬川橋梁が流出。他に複数の箇所で線路が土砂に埋まった。経営難のため以前からいわれていた廃止のおそれが、急激に現実味を帯び始め、2005年(平成17年)12月20日の取締役会で廃止、会社清算の方針が決定された。2005年(平成17年)12月27日の臨時株主総会で経営断念が最終決定され、2006年(平成18年)1月31日をもって全従業員が解雇された。
営業譲渡の可能性が残っていることもあり、会社は存続していたが、2007年9月6日に延岡駅 - 槇峰駅間が廃止、2008年12月28日に高千穂駅 - 槇峰駅間の廃止と全線が廃止されたことにより、2009年(平成21年)1月6日に、会社解散。
2009年(平成21年)3月末 清算完了となっている。

撤去後の現状(2011年10月現在)

 旧高千穂鉄道の施設を所有するのは、延岡市、日之影町、高千穂町の沿線の三自治体である。
 県と沿線自治体は、廃線となった施設を撤去するための基金を創設し、2010年度から10年間で12億円かけて順次撤去する計画を掲げている。
 延岡市では中心部に近い中川原町の鉄橋が消防車の通行に支障があるため、2011年9月に撤去されており、順次撤去を進めていく計画である。
 日之影町では、跡地利用の一環として森林セラピー基地のウォーキングコースとして整備し、列車を宿泊施設として利用している。
 高千穂町では2009年、鉄道跡地の公園化に向け、基本構想を策定し、高千穂駅周辺と線路沿い、高千穂鉄橋の3ゾーンに分け、2014年度ごろから整備する予定だ。
 因果関係は説明されていないが、高千穂鉄道廃線から急激に高千穂町、日之影町から人口が流出していると言われている。

復活への動き

損傷のない区間については民間会社へ譲渡して存続させることも模索されていたが、高千穂町観光協会が中心となって会社設立をした「神話高千穂トロッコ鉄道株式会社」であった。鉄道事業者として日之影温泉駅−高千穂駅間(12.4km)の運転再開を目指していたが、実現できなかった。
その後を受けた高千穂あまてらす鉄道は、段階的な復活計画を掲げて活動をしている。
高千穂あまてらす鉄道

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