靖国神社の趣旨を、靖国神社自身やその支持者側、そして批判者側のそれぞれがどのような表現で説明しているかをまとめたミニ出典集です。簡単に確認できる出典から引用し、一言コメントを付けました。 先に結論を言ってしまうと、靖国神社は明治の創建以来一貫して「英霊の顕彰」(天皇側で戦死した兵士を優れた霊として祀り、その功績を広く知らしめ表彰する)ことを目的とした施設で、批判的立場からの「死者を選別して戦死を名誉と美化賞賛している」なども立場や表現は異なるものの、基本的な認識は一致しています。つまり、どちらも正しい。 しかし「戦争犠牲者全体の追悼の場」とか「不遇な死を哀悼・慰霊する場」とか「不戦を誓う場」な…