尊敬する碩学・小室直樹氏の著書である。新書レベルとは思えないほど内容豊富でかつ、核心に迫っている。見事である。韓国でも翻訳されてベストセラーになったとのこと。さすがは小室直樹御大と感じ入った次第。 内容はいいのだが、はしがきに私が大いに引っかかることが書いてあって、そこを除けばベストに近い。 このブログを始めて半年余りになるのだが、ふと気づいたことがある。それは、1940年あたりから、1950年代に生まれた人たち(当ブログで取り上げるのだから、まあ知識人といっていいだろう)の、痛ましいほどの対韓認識である。いちいち本題とはズレるから取り上げていなかったが、それはそれは痛ましいほどの対韓「加害者…