福島県会津若松市「高橋庄作酒造店」で夫の「亀の尾」を使った「会津娘 つちや亀の尾」などの酒造りに参加させていただいた。 「五百万石」や「山田錦」などの酒造好適米に比べて、「亀の尾」の吸水時間は2倍。「溶けづらいお米」だと杜氏の方々から教えてもらった。 飯米でも「亀の尾」は長時間の浸漬を必要とする傾向があると感じている。2時間では足りない。6時間以上、できれば12時間以上は欲しいところ。 だから酒造りにおいても「亀の尾が溶けづらい」というのはなんとなく想定内だった。 ところが、おもしろかったのは、蔵元杜氏の高橋亘さんのこんなお話。 「硬い『亀の尾』『五百万石』など東のお米に比べて、西の『山田錦』…