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象徴詩

(一般)
しょうちょうし

 主として、19世紀後半からの、シャルル・ボードレールを始祖として、ヴェルレーヌ、ランボー、マラルメ、ヴァレリーなどを輩出した巨大な文学運動。日本には上田敏の「海潮音」や堀口大学の「月下の一群」により紹介され、蒲原有明、薄田泣菫、北原白秋などが象徴詩に関わった。
 象徴詩は「万物照応」を基本とする。この概念が世界に並ぶものの希な、フランス象徴詩の母体となった。万物照応という世界観においては、
 私という「内宇宙」と世界という「外宇宙」が相互に呼応しあうという出合い、その神秘を解き明かすことに、フランス象徴派の詩人は精力を注いだ。そこには、「詩の音楽化」という試みもなされている。

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