京都三大祭の一つ。正式には平安時代より「賀茂祭」と称す。
特に、平安時代においては、"まつり"と称されることは「賀茂祭」のことを意味していた。
日本の祭のうち、最も優雅で古趣に富んだ祭として知られており、下鴨(京都市左京区)・上賀茂(京都市北区)の両賀茂社の例祭にあたる。
欽明天皇の御代に風雨による不作、疫病・飢餓などが起こり、その原因が賀茂の大神の祟りであるとのことが分かった為、馬に鈴を掛けて、猪の仮面をかぶらせて、賀茂へと走らせ、祈願を行ったことにより、天災や疫病などが収まったことから、行われるようになった。
平安朝の優雅な古典行列は平安貴族そのままの姿で列をつくり、京都御所を出発、総勢500名以上の風雅な行列が下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かう行事。1400年前(540〜572)が起源とされている。