桜とは高次に属すものなりき 高次の色よ高次のさまよ悲しみもつらさも痛みも越えてきた 花よ汝に会うためにだけ二つ三つ開き始めた花色は この春も地に善をもたらす花開きその愛らしき薄紅に 胸をつかれるこの春もまた咲き初めしその花の色薄紅は 至上の愛をこの春も見す咲き初めて風に揺れても花色は 地に祝福を注ぎけるかもこの春も幸いなるかな花色の 天より下りし時は来たりぬ花てふは愛されるべき色形 愛す愛すとささやきながら花開き薄紅色の国生まる 喜びの時喜びの花愛らしき花と花とは開かれぬ その花色に愛を込めては花びらの一つ一つに桜花 全霊の愛込めて咲く花やさしさに限りはなしと桜花 汝はいつも教えてくれる極限の…