能島村上家臣。忽那島俊成名を本領とする俊成氏出身か。天正年間、忽那島や岩城島、越智郡桜井などに所領を得た。周防国秋穂の浦銭も知行していた可能性がある。 忽那島の俊成氏と能島村上氏 児玉就方への使者 秋穂浦銭 能嶋家頼分限帳 参考文献 忽那島の俊成氏と能島村上氏 天正十年(1582)十月、俊成左京進は村上元吉から忽那島(愛媛県松山市中島)の俊成分片口を充行されている(「俊成文書」)。 俊成氏は、忽那島俊成名を本領とする勢力であったと推定される。暦応三年(1340)十月、安芸武田氏が忽那島に来襲した際、これと戦った忽那義範の被官の一人に俊成九郎治がみえる(「忽那家文書」)。 なお応永十二年(140…