通販の古書店で手に入れた「堀家の歴史」 堀秀政家の祖先は、(第三十八代)天智天皇の御代の八年(六六九)十月、藤原の姓を朝廷より賜わった大職冠中臣鎌足にはじまる。 この鎌足の後裔である鎭守府将軍藤原利仁(としひと)から数えて八代の孫にあたる権大夫藤原季高(すえたか)が堀家の祖となった。 *1 私の父は、よく言っていました。「堀は藤原の朝臣だぞ」と。耳にタコができるほどで した。だけど、堀秀政とのつながりが分からなかったのです。 なぜ、藤原が堀になったのかも、分かりませんでした。 それが、とうとう明らかになったのです。 すなわち美濃国内での戦いに出陣した季高は、敵将に見参して数回の撃ちあいののち、…