富山県と長野県とを結ぶ交通路。北アルプス立山連峰を貫通し、黒部ダムなどを眺める景勝地を通る。
立山から室堂までは立山登山の便を図る為に作られたが、室堂から先は黒部ダム建設の資材運搬の為に建設され、ダム完成後、一般の旅客にも開放された。
登山道を除けば富山県と長野県とを直接結ぶ唯一の交通路である。しかし、自然保護の観点などから運賃が高目に設定されていることや、多数の乗物を乗り継がなければならないことから富山・長野間の移動自体を目的として用いられることは少く、乗客の大半は観光客である。
なお、当初は全線道路を開通させる計画で整備が進められたが、自然環境の厳しさに計画変更を余儀なくされ現在の形態に至る。
立山黒部アルペンルートは以下の交通機関から構成される。