精神科医。1930年群馬県桐生市生まれ。旧制二高を経て、1952年東京大学経済学部卒業。会社勤務ののち、1962年東京大学医学部を卒業して精神科医となる。東京大学附属病院神経科、都立松沢病院勤務を経て、1968年群馬県太田市に三枚橋病院を創設し、日本初の完全開放の精神病院を実現。以来、精神病院の自由・開放化、精神障害者の地域化(ノーマライゼーション)運動に力を尽くす。
一方、1961年、第5次南極観測隊に参加。1965年東京大学カラコルム遠征隊の副隊長・登攀隊長をつとめる。2010年2月まで、医療法人赤城会・三枚橋病院理事長。息子は宇多丸。