「外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?」内藤正典 <所感> 外国人と暮らすことについて、著者は同化主義と多文化主義の2軸で論じ、後者の立場をとる。 そして日本が外国人を受け入れる際に、郷に入っては郷に従えと言えるのかと問題提起の姿をした反対論をとり、・習慣の違いが偏見を生む。だから外国人の習慣を理解しましょうという。 特にイスラム教の国に対して。 しかしそこには不思議なことに相互主義の観点が無い。 逆に、日本人がイスラム教の国に行って、イスラム教の教義に反することをしてもそれは受け入れられるのだろうか。 その考察が無いままで、受け入れられる側の日本にのみ問題があり改善が必要と語る主張にとて…