小学校の理科で、デンプンにヨウ素液をポタポタと滴下すると、青紫色になるよ~っていう実験をしませんでしたか? これは「ヨウ素デンプン反応」として、古くから知られていた化学反応ですが、どうして青くなるのかが正しく理解されるようになったのは、元・水の分析屋さんが化学を学び始めた1970年代のこと。それからまだ50年ちょっとしか経ってないのです。 昨年末(2023/12/29)とりあげた、殺虫剤のDDT、初めて合成されたのは1873年でした。大量に使用されるようになったのは第二次世界大戦のころから。特に、1930年代に作られたフレオン(フロン)を噴霧剤にしてからのことと考えてよいのだと思います。 ここ…