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洪水吐

(一般)
こうずいばき

洪水吐とは、洪水の流入に対し、ダムと貯水池の安全を確保するために設けられた放流設備の総称。
設計洪水流量以下の流水を安全に流下させ、貯水位の異常な上昇を防止することを目的としており、河川管理施設等構造令では、ダムには洪水吐を設けることになっている。
洪水吐は上流から、流入部(接近水路、調整部、移行部)、導流部(放水路)、減勢部(減勢工)に区分され、洪水調節を目的とするダムでは、常用洪水吐と非常用洪水吐を持つものが多い。
なお、洪水調節用のダムでは洪水吐と呼ぶが、発電用ダムなどでは余水吐と呼んでいる。

常用洪水吐
洪水調節に用いる洪水吐。常用と非常用の2種類の洪水吐を持つダムの場合の言葉で、通常はこちらの洪水吐を用いて洪水調節を行う。
非常用洪水吐
常用洪水吐に対する言葉で、ダムの設計洪水流量のうち、常用洪水吐の放流量を上回る部分を放流する洪水吐をいう。一般に越流式の放流設備により構成される。
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