俳人。1936年神奈川県鎌倉市生まれ。40代になってから句作を始める。堀井鶏、三橋敏雄に師事。
句集に「空の庭」(1988)「いつしか人に生まれて」(1993)「ゆく船」(2000)
「現代俳句文庫29 池田澄子」(1995)「たましいの話」(2005)
代表句に
じゃんけんで負けて蛍に生まれたの
恋文の起承転転さくらんぼ
いつしか人に生まれてきたわ アナタも?
退屈でひらく聖書や秋簾
腐みつつ桃のかたちをしていたり
季語や五七五という俳句の伝統的なお約束に縛られず、風刺と皮肉を効かせているのが特徴。